皆さん、こんにちは。Enebuil（株式会社OLYMPUS.）の長谷川です！
「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます！
最近のブログでは、蓄電池購入のポイントについてを取り上げています。購入を検討されているお客様はぜひ参考にしてみて下さい！
今回は「単独型・ハイブリッド型」についてを皆さんにお伝えできればと思います。
蓄電池にはパワーコンディショナー（パワコン）との接続によって、「単独型」と「ハイブリッド型」の2つにわけられます。
それぞれの違いについてお伝えする前に、まずパワーコンディショナー（パワコン）について見ていきたいと思います。
太陽光発電を設置されているご家庭でしたら、既に設置されている設備になります。実は太陽光発電で発電した電気は電流の違いがあるため、そのままご家庭内で使うことはできないのです。では、なぜ太陽光発電で作った電気をご家庭でも使うことが出来ているかと言いますと、このパワーコンディショナーという設備があるからなのです。太陽光発電で発電した電気をパワコンでご家庭内の電化製品で使える電気に整えているのです。
蓄電池に関しても、同じことが言えます。蓄電池に貯めることができる電気は太陽光発電で発電した電気と同様に、ご家庭では使えない電流となっております。それを変換するためにパワコンの設置が必要なのです。
では、冒頭に話に上がっていた、「単独型」と「ハイブリッド型」の違いはなんなのでしょうか？
単独型
太陽光発電のパワコンと、蓄電池のパワコン、2台設置されるタイプ。
まず、太陽光発電で発電した電気（直流）を太陽光発電のパワコンでご家庭で使用できる電気（交流）に変換します。次に、一旦ご家庭で使用できる状態になった電気（交流）を、蓄電池のパワコンで蓄電池に貯めることができる電気（直流）に変換します。
ハイブリッド型
太陽光発電のパワコンと蓄電池のパワコンが1台にまとめられたタイプ。
太陽光発電で発電した電気（直流）→ご家庭で使用できる電気（交流）
ご家庭に供給される電気（交流）→蓄電池に貯めれる電気（直流）
太陽光発電で発電した電気（直流）→蓄電池に貯めれる電気（直流）
蓄電池に貯めた電気（直流）→ご家庭で使用できる電気（交流）
単独型では2台必要だった上記の変換をハイブリッド型では1台で行い、つまり単独型では2台分の機能を、ハイブリッド型では1台に搭載しているのです。
また、ハイブリッド型のパワーコンディショナーであれば、変換ロスを最小限に抑えることが可能です。
電気を変換する、パワーコンディショナーを通す際に、「変換ロス」というものが発生しています。メーカーの努力により、この変換率（変換ロスの割合）は向上していますが、100ある電気をそのまま100の電気に変換するということはまだ実現されていません。ですので、変換をすることで、100あった電気が例えば、92などに減ってしまうのです。
変換ロスは1回の変換ごとに起こりますので、変換の回数が少なければ少ないほどもともとの量を減らさずに使用することができます。ですので、変換の回数を少なくできるハイブリッド型の方が変換のロスを少なく抑えることができます。
話を聞いていると、ハイブリッド型の方がいいな～と思われるお客様もいらっしゃるかと思います。
ハイブリッド型を設置される際の注意点がございますので、そちらもお伝えできればと思います。
・太陽光発電のパワーコンディショナーがもったいない！
ハイブリッド型のパワコンを導入される際、現在設置している太陽光発電のパワコンは外して交換する必要がございます。現在問題なく使用できていて、まだまだ使えるパワコンであっても付け替えをしてしまうので、まだ使える太陽光発電のパワコンが無駄になってしまします。
・設置メーカーに注意が必要！（保証の問題）
蓄電池と同様に太陽光発電にもメーカー保証がついています。この太陽光発電のメーカー保証は、太陽光発電システム全体に対して保証されておりますので、システムの一部であるパワーコンディショナーを取り外してしまうと、保証の条件（説明書の使用方法通りに使用）を満たさないことになってしまいます。
メーカーによっては自社のハイブリッド型パワコンや蓄電池であれば、パワコンを取り替えたとしても、新たにシステムとして組み直したとみなし、保証を適応させてくれることがあります。
例えば、SHARPの太陽光発電を設置されているご家庭で、ハイブリッド型のパワコンの蓄電池をつけるのであれば、オムロンの蓄電池が良くて、オムロンのハイブリッド型パワコンを設置すると、太陽光発電のメーカー保証は切れてしまいます。ですので、SHARPの蓄電池・ハイブリッド型パワコンを設置しなければいけません。
単独型の場合であれば、太陽光発電の保証の問題を気にすることなく、好きな蓄電池を選ぶことができます。太陽光発電を設置して間もないご家庭であれば、まだまだ使えるパワコンを付け替えるのはもったいないので、同様に単独型のものがオススメですね。
「うちではハイブリッド型のものを設置できるの？」と気になったお客様は、ぜひお近くの販売店までご相談下さい！
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