豆知識

番外編:蓄電池の追加設置で保証が切れる?

皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!

「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!

最近のブログでは、蓄電池購入のポイントについてを取り上げています。購入を検討されているお客様はぜひ参考にしてみて下さい!

今回は「番外編:蓄電池の追加設置で保証が切れる?」を皆さんにお伝えできればと思います。

太陽光発電や蓄電池は設置時に「メーカー保証」と呼ばれるような、メーカーの保証がついています。

太陽光発電であれば、システム保証と出力保証が、蓄電池であればシステム保証と容量保証がメーカー保証としてついています。

太陽光発電、蓄電池、それぞれのシステム保証は、メーカーが定める使い方をしていても、機器の故障や不具合が生じてしまった時に、修理・交換対応をしてもらえるものです。

太陽光発電の「出力保証」は太陽光発電の発電量を保証するものです。多くのメーカーが20~25年程度の年数で、メーカー規定の発電量を保証しています。設置時の発電量を100%としたとき、20年後でも70%程度は問題なく発電します!ということで、それ以下の場合は修理・交換対応をしてくれるのですね。

例えば、25年と長い保証であるPanasonicの『太陽電池モジュール「HIT」10kW以上低圧用 243LP(VBHN243SJ56)』という製品では、「太陽電池モジュールの出力がJIS C 8918の7.1(性能)に示された公称最大出力に対して、10年で81%未満、または25年で72%未満となった場合。」として、10年後で80%程度、25年後で70%程度の発電を保証しています。

蓄電池の場合は「容量保証」となり、10~15年程度、メーカー規定の蓄電容量を保証してくれます。

例えば、太陽光発電と同様にPanasonicの保証内容を見てみると、10年間は無償で、15年間は有償で容量保証をしてくれます。「取扱説明書・本体貼付ラベル等の注意書に従った使用状態で、保証期間内に故障した場合ならびに蓄電容量が初期の60%未満になった場合。」と記載されており、無償のものでも10年後、60%の容量を保証しています。

このように、保証のサービスが各種メーカーより様々ある訳ですが、蓄電池の追加設置をすることで、このサービスが受けられなくなってしまう可能性があるのです。

今回は、せっかくのサービスを無駄にすることがない様に、どういった場合にメーカー保証が切れてしまうのかを知っていただいて、お客様のお家で導入される際にはそうならないようにしていただければと思います。

今回お伝えしたいのは、「蓄電池の追加設置」の場合、つまり太陽光発電と蓄電池の同時設置をされるお客様ではなく、太陽光発電システムについては既に導入をされていて、今度新しく蓄電池を導入されるお客様に対してです。

太陽光発電を既に設置いただいているご家庭では、上で記載した様に、太陽光発電システムのメーカー保証として、「システム保証」と「出力保証」を受けています。

例えば、お客様のご家庭が太陽光発電を設置されていたとして、今度蓄電池を導入するために、現在使用しているパワーコンディショナーを外してハイブリッド型のパワーコンディショナーと対応する蓄電池を設置したとします。

そうしますと、既存の太陽光発電のパワーコンディショナーを外してしまうので、「太陽光発電システム」として、太陽光パネルとパワーコンディショナーとの組み合わせで組まれていたシステムとは別のものになってしまうことになります。

メーカー保証時の注意書きに「取扱説明書・本体貼付ラベル等の注意書に従った使用状態で」とある様に、太陽光発電システムであれば、設置したときのパネルとパワコンの組み合わせでないと、メーカー保証は保証対象とされないのです。

ですので、上の様に、ハイブリッド型のパワーコンディショナーにしたいからと、太陽光発電システムのパワーコンディショナーを外してしまってはいけません。

ただし、そんなことを言っていては、ハイブリッド型のパワコンの蓄電池は導入できなくなってしまいますので、メーカーによっては自社のハイブリッド型パワコンや蓄電池であれば、パワコンを取り替えたとしても、新たにシステムとして組み直したとみなし、保証を適応させてくれる場合がございます。

具体的にメーカーであてはめてご説明してみますと、現在お客様が設置されている太陽光発電システムは、SHARPだとします。蓄電池の導入を検討される際に、オムロンの蓄電池の性能が気に行って、それがハイブリッド型のパワコンタイプのものだったとします。そこで、オムロンの蓄電池を導入しますと、SHARPの太陽光発電システムのパワコンを外して、オムロンのハイブリッド型パワコンを設置します。すると、太陽光発電システムのSHARPのメーカー保証は切れてしまいます。太陽光発電を設置されて8年目とすると、20年保証としてあと12年の保証期間が残っているのにも関わらず、保証が切れてしまうのです。

ですので、ハイブリッド型のパワコンの蓄電池を検討されるのであれば、SHARPの蓄電池・ハイブリッド型パワコンを設置した方が、太陽光発電システムの保証もあと12年残るので、万が一の保証として安心です。

また、ハイブリッド型のパワコンの蓄電池の導入だけではなく、パワコンが故障してしまってつけ直す際にも、注意が必要ですね。

お客様が太陽光発電を設置した販売店であれば、メーカー保証なども確認できます。もし販売店が潰れたり、疎遠になったりということであれば、お客様の太陽光発電システムのメーカーに合った蓄電池をオススメしてくれる販売店にお願いするのが安心ですね。

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