皆さん、こんにちは。Enebuil（株式会社OLYMPUS.）の長谷川です！
「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます！
前回のブログから、「蓄電池の展望」としまして、今後の蓄電池はどうなっていくのか、技術の革新や市場動向などを取り上げています。
蓄電池に関わる単語は普段耳慣れない言葉も多いので、展望をお話する前にまずはよく出てくる単語の解説からできればと思っております。
今回のブログでは、「ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」という単語についてを皆様にお伝えしていきます！
皆様、「ZEH」という言葉を聞かれたことはございますでしょうか？
「「ZEH」ってそもそもなんて読むの……？」と思われる方も多いのではないでしょうか？
「ZEH」は「ゼッチ」と読み、以前のブログでお伝えさせていただいた「スマートハウス」に近い考え方のもので、住宅に関する単語です。
経済産業省 資源エネルギー庁のホームページに「ZEH」についての記載がございますのでまずはそれを引用いたします。
| ZEH（ゼッチ）（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。 |
「スマートハウス」は「創エネ＋蓄エネ＋省エネがそろって、エネルギーマネジメントされたお家」でしたので、エネルギーに関わって上手にマネジメントされた住宅・お家という点で似ていますね。
更に「ZEH」に関しては、政府の目標として「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という数値も決まっており、それに向けた施策や補助金などのサポートも行われています。
ZEHを建てられるハウスメーカーなどの業者の登録なども行っており、令和2年11月時点で、全国のハウスメーカー、工務店を中心に7,603社がZEHビルダー登録を行っています。
その中で、長野県のエリアも対応しているビルダーは443件あります。（令和3年2月時点）一般社団法人環境共創イニシアチブホームページの「ZEHビルダー一覧」というページで都道府県ごのとビルダーの検索が可能です。各会社ごとのZEHの目標や実績もまとめられておりますので、ZEHを考えられている皆様は参考にしてみて下さい。
難しい話が続きましたが、もう少し簡単に「ZEH」について説明できればと思います。
経済産業省 資源エネルギー庁のホームページでは難しく定義されていましたが、簡単に言うとZEHは「ゼロエネルギー住宅」で、ご家庭内のエネルギーにおいて、太陽光発電など創エネの設備で創ったエネルギー量が、ご家庭で使用するエネルギー量と一致する、もしくは消費を供給が上回る状態のことを表します。
「創ったエネルギー」が「使うエネルギー」を上回る状況なので、ご家庭内でのエネルギーの自給自足が成立しています。
例えば、新築のご家庭でZEH住宅を建てられるご家庭が増えていますが、そういったご家庭では断熱性能の高い素材を使用した家造りをされます。家電なども省エネ家電を導入しつつ、太陽光発電などの創エネ機器を導入します。
1日に太陽光発電で作ることができる電気が10あったとして、1日のエネルギー消費量（電気に限らずガスなども含む）を10以下にすることができて、それが1年間のトータルで見ても「創る電気」が「使う電気」を上回ればZEHと言えます。
新築住宅ではないと無理なんだね、と思われたかもしれませんが、そんなことはございません！
既設住宅であっても、ZEHに近い住宅を目指すことで、電気代を削減したり、環境に良いクリーンなエネルギーで生活したり、よりよくエネルギーを創って使うお家が目指せます。
最初に名前が上がった「スマートハウス」と「ZEH」はどう違うのでしょうか？
スマートハウスは「賢くエネルギーをマネジメントする住宅」ですが、ZEHは「創ったエネルギーと使うエネルギーの正味を0（ゼロ）にする住宅」です。
そのため、スマートハウスよりZEHの方がよりエコな住宅と言えます。
近年スマートハウスやZEHと呼ばれる住宅が注目を集めており、その導入数も増えていますが、なぜなのでしょうか？
冒頭に書きました国が推進をしているというのももちろん、理由の1つですが、お客様視点で考えると、その「レジリエンス性」が注目を集めていると考えられます。
近年、台風や地震による被害が深刻化し、長期の停電も発生しています。
スマートハウスやZEHは「創エネ」の太陽光発電などを備える住宅であり、万が一の停電時にも明りの灯る生活をおくることができます。
ZEH住宅であれば、エネルギーが自給自足できているお家なので、停電で電気が絶たれたとしても、自給自足で変わらない生活を送ることが可能です。
コロナウイルスの感染症対策として、避難所での生活をできるだけ避けたいといったご要望を持たれる方も増えており、今後より住宅のレジリエンス性は注目されているでしょう。 皆様のお家でも、スマートハウスやZEHが目指せるか、まずはお近くの販売店にお問い合わせください！
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