豆知識

費用対効果について

皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!

「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!

最近のブログでは、蓄電池購入のポイントについてを取り上げています。購入を検討されているお客様はぜひ参考にしてみて下さい!

今回は「費用対効果について」を皆さんにお伝えできればと思います。

太陽光発電を設置されているご家庭で、蓄電池の導入を検討されるお客様で「蓄電池って元が取れないんでしょう?」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

このお客様がおっしゃるように、蓄電池は現状元が取れる製品ではございません。太陽光発電が元が取れる製品であったため、勘違いされることも多いのですが、”元が取れる製品”というのは太陽光発電ぐらいで、冷蔵庫や洗濯機などどれだけ使ったら元が取れるのでしょうか?蓄電池も同様です。

しかし、元が取れない製品ですが、それでも導入されているお客様が増えています。そんなお客様がどこにメリットを感じて導入されるのか知りたいと思われませんか?

今回は「費用対効果について」と題しまして、蓄電池がかかる費用に対してどれだけのメリットがある製品なのかをお伝えしていきます。

まず、蓄電池の相場を見てみましょう。

市場価格やメーカー別価格の際にもお伝えいたしましたが、kWhあたりの単価が15~35万円で、製品の総額としては100~400万円程度です。容量や機能によって値段の差がありますので、価格幅が大きくなっておりますが、私の感覚的には6~10kWhで250万円程度の製品が多い様に思います。

価格が分かって、次は価値、費用対効果の部分ですが、蓄電池を導入される方は主に下記3つの点をメリットに感じられて導入をされます。

1.経済メリット

2.環境貢献メリット

3.非常時の安心メリット

順番に見ていきましょう。

1.経済メリット

蓄電池は元が取れない商品だとは言いましたが、経済的なメリットがある商品でもあります。

・深夜電力の活用によるメリット

以前のブログでも書かせていただきましたが、深夜の安い電力を蓄電池に貯めて、単価の高い時間帯に使うことでメリットを出すことができます。

長野県にお住いの皆様は中部電力とご契約をされているかと思いますが、中部電力には「スマートライフプラン」という、ナイトタイムの電気料金がお得なプランがあり、そのプランでは、一番単価の高い「デイタイム(10~17時):38.71円/kWh」と一番安い「ナイトタイム(22~8時):16.30円/kWh」とでなんと約2倍、22.41円/kWhもの差があります!

例えば、8kWhの電気を貯めて使うことのできる蓄電池を導入したとして、月々のメリットを計算してみましょう。

22.41円/kWh × 8kWh × 30日間 = 約5,378円

約5000円ものメリットが出るのですね!

単価の高い時間帯の電気を買わずとも、1日中安い深夜電力で暮らすような生活ができれば、それだけ深夜電力の活用によるメリットは大きくなってきます。

・太陽光発電の自家消費メリット

高値での固定価格買取期間終了後は、なにもしないと中部電力で7円で買い取られることになっています。ご家庭が購入する電力は、一番安いものでも16.30円ですので、安い価格で売って、高い価格で買い直すのではなく、蓄電池に貯めて、太陽光発電の発電せず単価の高い朝や夕方の時間帯に使う方がお得になります。

昼間に太陽光発電が発電したうちの余剰電力を売ってしまうと7円/kWhにしかなりませんが、蓄電池に貯めて「デイタイム(10~17時):38.71円/kWh」や「@ホームタイム(8時~10時、17時~22時):28.52円/kWh」に使うことができればそれぞれ、31.71円、21.52円もお得なのです!

ここでも、8kWhの電気を貯めて使うことのできる蓄電池を導入したとして、月々のメリットを計算してみましょう。

31.71円/kWh × 8kWh × 30日間 = 約7,610円

21.52円/kWh × 8kWh × 30日間 = 約5,165円

約5,000円~7,500円ものメリットが出るのですね。

また、昨今の電気代上昇や再エネ賦課金の負担増などを考えると、今後この経済メリットはより大きくなっていくかもしれませんね。

2.環境貢献メリット

こちらは、「1.経済メリット」とは違い、なかなかハッキリとした数字で表すことは難しいメリットとなります。

太陽光発電を設置されているご家庭では、太陽光発電を設置する際に、環境について何らかの思いがあったのではないでしょうか?

普段皆様が電力会社から買われている電気はそのほとんどを火力発電による発電に依存しています。火力発電所では電気を作る際に、地球温暖化の影響となるCO2を排出しています。しかし、太陽光発電と蓄電池を兼ね備えたお家で、太陽光発電で作ったクリーンなエネルギーで暮らせることが増えれば、CO2の削減にも貢献します。

国として大きな予算をかけて取り組んでいくことですが、皆様のちょっとした心がけで、子どもや孫世代の地球環境に貢献することができるのです。

3.非常時の安心メリット

こちらも「2.環境貢献メリット」と同様に、「1.経済メリット」の様にハッキリとした数字で表せられないものになります。

こちらのブログでも蓄電池は非常時に活用できるものだということをお伝えさせていただきました。「停電時にも、蓄電池に貯めた電気を使うことができ、普段と変わらない生活ができる」そのことから、蓄電池のことを「停電保険」と表現されることがあります。

生命保険や住居の災害補償など、いつなにがあるか分からないけれど、万が一のために保険をかけておく。蓄電池もそれに近い感覚なのかもしれません。

月々1万円程度の費用で蓄電池が導入でき、停電への保険ができる。生命保険などはケガや病気などがなければ払い捨てのものも多いですが、蓄電池は停電がなくとも普段からつかえますので、そう考えると払い捨ての生命保険などよりメリットは大きいのかもしれませんね。

蓄電池を導入される際の費用対効果として、「1.経済メリット」だけではなく、数字にしにくい「2.環境貢献メリット」「3.非常時の安心メリット」についても考慮に入れていただければと思います。

長野県・群馬・山梨で太陽光発電・蓄電池をご検討されているお客様へ
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