豆知識

容量選定(非常時)

皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!

「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!

最近のブログでは、蓄電池購入のポイントについてを取り上げています。購入を検討されているお客様はぜひ参考にしてみて下さい!

今回は「容量選定(非常時)」についてを皆さんにお伝えできればと思います。

前回のブログで容量の選び方はポイントが下記の2つがあり、1つ目について解説をしました。

Point.1 通常時にどれだけの電気を蓄電池でまかないたいか?

Point.2 停電時にどれだけの電気を蓄電池に貯めておく必要があるか?

今回のブログでは非常時の容量選定のポイントについてお伝えしていきます。

「非常時に蓄電池があったら、普段と変わらず電気を使えて安心ね」と蓄電池に非常時の安心を求めるお客様が増えています。

非常時に使える電気の容量として、蓄電池容量が多ければいいことには間違いないのですが、蓄電池は容量が増えるほど価格も上がっていく傾向にございますので、容量と価格のバランスで考える必要があります。また、多くの容量があっても、実際にそれだけの容量を使わなければもったいないので、必要な容量を見極めて、ちょうどいいものを導入いただくことがオススメです。

では、非常時にどれぐらいの容量があれば問題ないのでしょうか?

例えば、2019年9月9日に千葉県周辺に直撃した台風15号は最大約934,900軒もの停電を引き起こし、徐々に復旧したものの100%復旧するまでに約16日間もの時間を要しました。

「じゃあ16日間ぐらい使える蓄電池があれば大丈夫だね!」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただし、現在の消防法の規定で設置できる蓄電池の最大容量は約17kWhですので、最大のものを設置したとしても、16日間使用することは難しいかと思われます。

しかし、発電設備と蓄電設備をどちらも備えて置けば、この問題は解決いたします。具体的に言うと、太陽光発電システムと蓄電池システムですね。

普段は深夜電力などの安い電気を蓄電池に貯めていたとしても、非常時には太陽光発電の電気を貯めて、自給自足できるようになっています。そうして、太陽光発電の電気を昼間だけではなく、蓄電池に貯めて夜も電気のある生活を送ることができます。

日本で一番夜が長い日でも10時間以内ですので、10時間分の電気を使えれば、次に太陽光発電で発電した電気を使いつつ、蓄電池に貯めて……といったかたちでサイクルを回していくことができます。

次に、非常時に必要な電化製品とは何かを考えていきましょう。台風での被災で停電にあわれた方に話を聞いた際に、必要なものは下記の3つだという話を伺いました。

1.照明

2.冷蔵庫、電気ケトルなど食事の準備ができるもの

3.情報収集ができるラジオなど

1.照明

照明が一番にあがっていることを意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。懐中電灯やろうそくなどで十分だとおっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、長期の停電となった時に、「懐中電灯の電池切れ」や「ろうそくが無くなる」といったことは起こります。

そして、現代日本に住む人々は灯りがない生活に慣れていないので、普段住み慣れた自宅で、懐中電灯の小さな灯りがあったとしてもケガの危険性は高くなります。非常時にケガをしてしまったら、治療なども普段のようにスムーズにはいきません。ですので、ケガをしないことが普段よりも重要になります。ストレスのない生活を送るためにも「灯り」は必要な電化製品なのです。

2.食事関連の家電

「電気を切らさずに済んだので、冷蔵庫の中のものが腐らずに済んだ」太陽光発電・蓄電池を備えたお家の停電時のお声として、こういったものをいただきます。停電時に「冷蔵庫のものが腐ってしまった」という声を聞くことは多いのですが、太陽光発電・蓄電池があれば、そういったことも起こらず、冷蔵庫の中のものを食べて生活ができます。

非常食を備蓄しているご家庭や、カップ麺、レトルトなどの製品を買い置きしているご家庭もあるでしょう。そういったものを食べる際には電気ケトルの様に、お湯を準備できる製品が使えると大変便利です。寒い時期の被災ですと、食事で温かいものを食べれると体温も上げることができ、元気を出しやすいといった話もございます。

3.情報収集できる家電

「物資の支給がいつどこで行われるのか?」長期の被災になれば、こういった情報を集めることが大切になってきます。ラジオと記載しましたが、テレビなどでも構いません。また、今時であれば、スマートホンで大抵の情報は集まりますので、スマートホンの充電さえ切らすことがなければ問題ないでしょう。

スマートホンは必須と考えられる方が多いからか、避難所でスマートホンの充電のために何時間も並ぶ様な行列ができていることもございました。お家で充電ができれば、こういった行列に並ばなくてもよくなります。

これらはあくまでも一例ですが、皆様のご自宅でも非常時に使いたい電化製品をリストアップしてみて下さい。それによって、非常時に必要な蓄電池の容量が決まってきます。

例えば、下の様な電化製品を使用したとして考えてみましょう。

電灯2部屋:40W × 2部屋分 × 5時間 = 400Wh

エアコン1台(暖房):500W × 10時間 = 5,000Wh

冷蔵庫1台:160W × 10時間 = 1,600Wh

電気ケトル30分:1200W × 0.5時間 = 600Wh

スマートホン2台の充電:35W × 2台 × 5時間 = 350Wh

合計:7,950Wh=7.95kWh

つまり、約8kWhの蓄電池が必要となります。

あくまで、一部製品の消費電力から計算をしておりますので、お客様のご自宅で計算をしたい場合は、ご家庭の電化製品のカタログなどをご確認下さい。例えば、エアコンがもう少し省エネの製品であれば、消費電力を抑えることもできるかもしれません。

「非常時の容量でも考えた方がいいことは分かったけど、実際どれぐらいの容量が必要なのかちゃんと知りたい」そう思われたお客様はお近くの販売店までお問い合わせ下さい!

蓄電池の容量について考える際には、通常時だけではなく、非常時についても考えることが重要ですね。

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