豆知識

非常時の出力について(全負荷・特定負荷)

皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!

「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!

本日は蓄電池の「非常時の出力について(全負荷・特定負荷)」を皆さんにお伝えできればと思います。

「災害による停電などの非常時に蓄電池が使えたら安心」そうおっしゃるお客様が年々増えている気がします。日本は災害大国ですし、この長野でもいつ大地震や豪雨が襲ってくるかは分かりません。いざというときの家族の安心・安全のために蓄電池の導入を決心される方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな停電時・非常時の蓄電池の使い方についてお伝えしていきます。

「蓄電池をつけていたら、普段と変わらない生活ができて安心ね。」そう言われる方が多いですが、それが実現できる蓄電池とできない蓄電池があるということは知っておいていただきたいです。

どういうことかと言いますと、蓄電池の非常時におけるバックアップ電源としての機能、つまり停電時の使い方には、2つのタイプがあります。

①全負荷

1つ目は、「全負荷」と呼ばれるタイプです。これは先ほどよく皆様がイメージされるといった蓄電池の使い方に近いものかと思います。

全負荷型の蓄電池では設置時に、停電時に給電する配線系統を選ばず設置を行います。

つまり、家中すべての電源をバックアップしてくれますので、停電時にも平常時と同様にすべて部屋の全ての電気製品を使うことができます。

②特定負荷

2つ目は「特定負荷」と呼ばれるタイプです。こちらの使い方は停電時に全ての部屋の全ての電化製品が使えるかというと、そうではありません。”特定”とあるように、あらかじめ定めた電化製品のみを使うことができるタイプです。

特定負荷型の蓄電池では、全負荷型のものと違い、蓄電池の設置時にあらかじめ停電時に給電する配線系統を設定しておくことが必要です。例えば、停電時に必ず電気を使いたい部屋(リビング・キッチン)と使いたい電化製品(照明、冷蔵庫のコンセント)に給電するように設定をします。

こうすることで、緊急時の電気の使用を照明・冷蔵庫・エアコンといった必要最小限に留めることができます。

お客様のご希望をお伺いしているとやはり停電時の蓄電池の使用イメージとして「①全負荷」をイメージされている方が多いです。

そういったお客様が多いので、メーカーとしても求められる製品の供給として「①全負荷」の蓄電池が増えてきています。

ここでは「①全負荷」の蓄電池を選ぶ場合のデメリットも知っておいていただければと思います。

「①全負荷」の蓄電池は、全ての部屋の全ての電化製品を使うことができます。ですので、使っていると意識していない電化製品でも知らないうちに電気を消費してしまう可能性がございます。

また、非常時の電気の使い方として、電気を使う量が多ければ、蓄電池に貯まった電気をそれだけ早く消費してしまいます。

短期間の停電であれば、蓄電池の電池残量をそれほど気にする必要はございませんが、本当の非常時で、長期の停電が続くとなったらいかがでしょうか?

停電の復旧の予定や、太陽光発電による充電など蓄電池の電気残量に気を付けて生活をするといった注意は必要になってきます。

「①全負荷」の蓄電池ですと、「②特定負荷」の蓄電池と比べ、電気の使用量が多くなりがちですので、比較的大きな容量の蓄電池の機種で採用されているタイプです。

ご家庭によってはそこまでの容量が必要ないお家もございますので、普段必要な容量等も含めてトータルで考えていくことが重要です。

蓄電池を選ぶうえで、「全負荷」の蓄電池にするのか、それとも「特定負荷」なのか、は重要な項目です。非常時のご家庭の過ごし方を考えて選ばれることをオススメしています。(家族全員同じ部屋で過ごせるか?個人の部屋も使いたいのか?必ず使いたい電化製品はなんなのか?それだけの電化製品を使うために必要な容量は?) また、同じメーカーの蓄電池だとしても、機種やオプションによって、全負荷・特定負荷は違ってきますので、間違って違う負荷形態のものを買ってしまった!とならないためにも、購入する型番や機能などの確認が必須ですね。

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