豆知識

使い方・モード設定について

皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!

「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!

本日は蓄電池の「使い方・モード設定について」を皆さんにお伝えできればと思います。

蓄電池についてご説明をさせていただいておりましたが、「電気を貯めるものがとは分かったけど、実際にどうやって使うものなの?」と疑問に思われるかと思います。

今回は蓄電池の使い方として、「モード設定」について詳しくご説明ができればと思います。

太陽光をつけられて7,8年目のお客様から「蓄電池は太陽光発電の電気を貯めるので、蓄電池をつけたら、今ある売電収入が減ってしまってもったいないからまだ設置しない。」といったお声をいただきます。

「蓄電池は太陽光発電の電気を貯めるもの」そう思われているお客様が多いです。

しかし、これは勘違いです!蓄電池は太陽光発電の電気だけを貯める訳ではなく、電力会社から供給されている電気も貯めることができる設備です。

ですので、売電期間がまだ残っている太陽光発電をつけられて10年未満のお客様が蓄電池を設置されるのは損だとか、まだ早いといったことは一切ございませんのでご安心ください。むしろ売電期間が残っているお客様の方が、蓄電池の違ったモードでの活用ができてメリットを多く受けることができるかもしれません。

それでは、蓄電池の「モード設定」についてご説明をしていきたいと思います。こちら今回はオムロンの蓄電池のモード設定についてご紹介しますが、各メーカーによってモードの名称が違う場合がございます。(例:グリーンモードと環境優先モードなど)使い方はほとんど同じですが、詳しくは各メーカーのホームページをご覧ください。

まず、オムロンの蓄電池のモード設定には主に下記の3つがございます。(オムロンホームページより抜粋)

①経済モード:余った発電分は売電を優先します

余剰電力は売電して、夜間電力で蓄電池に充電し、朝夕は蓄電池から電気を使って電気代を節約します。

②グリーンモード:自家消費を優先して効率よく電気を使います

余剰電力は蓄電池に充電して、夜までできるだけ自家消費を優先。さらに夜間電力を充電し朝までの電力をまかないます。

③安心モード:停電に備えて蓄電残量維持を優先します

蓄電池の残量を確保して万一の停電時に使用できるようにします。(残量は設定で変更可能)

では、3つのモードのそれぞれの違いはなんなのかも見ていきましょう。

蓄電池は、太陽光発電の売電単価が購入電力より高いか・低いかで貯めるべき電気が変わってきます。ですので、売電単価が高い固定価格買取期間内かそうでないかでモードを変更します。

例として、最初に話にあがっておりました、「太陽光発電設置7年目」のご家庭で蓄電池を設置したとしてモード設定を見ていきましょう。

(売電単価:37円(設置後10年目まで)7円(それ以降)、買電単価:28円(朝、夕方)~38円(昼間)、深夜電力:16円)

まず設置した際に設定するのは「①経済モード」です。

昼間の電気は太陽光発電で賄えているので、次に高い朝や夕方の買電単価と、売電単価とを比べた時に、売電単価の方が高くなります。つまり、太陽光発電の電気を貯めて、朝夕に使うよりも、売って売電収入を得る方がお得ということです。

ですので、売電を優先する「①経済モード」に設定します。

この「①経済モード」では深夜の安い電力(深夜電力)を貯めて、単価の高い昼間や朝夕に使うので、その差額分が経済メリットになります。

太陽光発電設置から10年が経過し、売電単価が下がったタイミングで「②グリーンモード」に設定を変更します。

10年経つと、太陽光発電が発電してくれた電気を7円(中部電力の10年目以降の売電単価)という安い価格でしか売れなくなるので、売るよりも蓄電池に貯めて、朝夕の時間帯に使う方がお得です。ですので、自家消費(作った電力を売るのではなく家庭で消費すること)を優先する「②グリーンモード」に設定を変更します。

これは皆様がよくイメージされる「太陽光発電の電気を貯める蓄電池」という使い方ですね。太陽光発電の発電量でご家庭の電気の消費量の全てを賄うことができれば、太陽光発電で作る0円の電気で1日中過ごすことができるので、電気代0円の生活を目指せるお家になります。

このように、蓄電池のモードはご家庭の使い方によって変更することが可能です。

今回の例には取り上げられませんでしたが、「③安心モード」という停電時の安心を優先させるモードもございます。停電に備えて蓄電池を設置されたというご家庭ではこちらのモードがオススメです。

このように、蓄電池のモードはお客様の使いたい使い方によって変更することが可能です。お家の今の買電状況や、消費電力の状況によって設定するモードは変わってきますので、詳しくは販売店にお問い合わせ下さい。

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