皆さん、こんにちは。Enebuil（株式会社OLYMPUS.）の長谷川です！
「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます！
本日は蓄電池の「運転音・騒音について」を皆さんにお伝えできればと思います。
時々お客様から「蓄電池ってうるさいんじゃないの？」といったご質問をいただくことがございます。
最近ですと、屋内設置型の蓄電池も増えてきましたので、気になられる方が増えているのかと思います。せっかく生活を便利にするために、蓄電池という設備を導入するのに、導入した設備で騒音に悩まされるのは嫌ですもんね。そんなことがあったら、快適な生活を目指しても本末転倒になってしまいます。
ご不安解消のためにも、蓄電池の運転音・騒音についてをお伝えしていければと思います。
騒音問題が公害の一つの問題として大きく取り上げられていた時がありました。ご自身やご家庭内に限らず、近所迷惑ではないかなども気になるポイントですね。
環境省は「互いの思いやりで騒音のない社会を」といったパンフレットを作成し、騒音に関する情報をまとめています。
そのパンフレットによると、苦情件数の割合（H28年度、全16,264件）は下記になっています。
1．建設作業 33.6％
2．工事・事業場 28.0％
3．営業 9.1％
4．家庭生活 6.2％
5．航空機 3.2％
建設業や工場での苦情が多いのは予想通りですが、航空機の苦情よりも家庭生活の苦情が多いのは驚きでした。特に都市部においては問題となっていることが多いそうです。
騒音の目安として日常生活の音を「dB（デシベル）」という音量の単位で表した表もございましたので、一部抜粋して記載させていただきます。
| dB | 日常生活の音量 |
| 30～ | ホテルの室内、戸建て住宅（夜間） |
| 40～ | 図書館の館内、戸建て住宅（昼間）、高層住宅地域（夜間）、美術館の館内 |
| 50～ | 高層住宅地域（昼間）、書店の店内、役所の窓口周辺 |
| 60～ | 銀行の窓口周辺、ファミリーレストランの店内、コーヒーショップの店内 |
| 70～ | 新幹線の車内、主要幹線道路周辺（昼間）、蝉の声、航空機の機内 |
| 80～ | ゲームセンター店内 |
| 90～ | パチンコ店内 |
また、普段暮らしている時に感じる「騒がしい」「静かにしてほしい」といった騒音は「生活騒音」として下記の様に定義されています。
～一般家庭のピアノやクーラー、家庭用ヒートポンプ給湯機等から発生する騒音、集合住宅でのバス・トイレの給排水音、自動車のアイドリング等の通常一般の生活行動に伴って、居住環境（住宅内及び住戸まわり）において発生するものを指して「生活騒音」と言います。～
普段何気なく暮らしている際には、”騒音を出している”と気になることはないかもしれませんが、家庭用ヒートポンプ給湯機など、音の気になる製品を設置する場合には注意が必要です。
今回のテーマの蓄電池の運転音は騒音なのでしょうか？そちらについて見ていきましょう。
蓄電池は「電池」であり、「電化製品」です。運転をする製品ですので、運転の際にはどうしても「音」が発生してしまいます。
では、この蓄電池が発する「音」の音量がどれぐらいなのでしょうか？
Panasonicの蓄電池を見てみると、「運転音」は「45dB以下」と機器仕様書に記載がございます。おおむねどのメーカーも「45dB」は越えない数値のところが多いようです。
「45dB」というと、上の表でいくところの「図書館の館内」と同じぐらいの音量ということになります。図書館を想像していただくと静かなイメージかと思いますが、それと同じレベルの運転音ということですね。
例えば、エアコンは機種にもよりますが、「54～56dB」のものから「71～73dB」まであり、蓄電池はそれよりも静かな製品ということになります。
また、40dBまでは、感じ方として「静か」にあたり、「50db」を超えてくると「騒音」に感じるそうです。蓄電池は「45dB以下」の運転音ですので、騒音ではなく静かなシステムであると言ってもよさそうです。
実際に蓄電池を導入されたお客様からも「うるさい」といったお声はいただいておりませんので、日常生活においては、特別うるさいと思われることはないかと思います。
ただし、運転音として音のある製品ではございますので、寝室や仕事部屋など、皆様が「静かにしてほしい」と思われる場所の近くへの設置は避けていただくのがよろしいでしょう。寝る前などに物音が気になることがあると寝れなくなってしまい、ストレスに繋がります。
設置の際には、音の影響も考慮に入れて設置場所を決めて下さい。
設置場所を工夫すれば蓄電池の騒音のデメリットはほとんどございませんので、どうぞご安心ください！
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