皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!
「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!
本日は「太陽光寿命について」を皆さんにお伝えできればと思います。
さて、突然ですが、問題です。
太陽光発電の寿命は何年でしょう??
答えは「30年以上」です!
こんなに長く使える製品は太陽光発電以外にないのではないでしょうか?
実は前回蓄電池の寿命についてのブログを書いた時に、太陽光発電の寿命も書いていたので、知っていただいていた方は、前回の記事も読んでいただけたのかと思います。いつも読んでいただいて、ありがとうございます!!
では、改めて、今回は太陽光発電の寿命についてお伝えさせていただきます。
前回蓄電池の「法定耐用年数」についてもお伝えいたしましたので、まず太陽光発電システムの法定耐用年数から見てみましょう。
太陽光発電システムは、「耐用年数省令別表第2「31 電気業用設備」/「その他の設備」/「主として金属製のもの」」に分類され、「17年」が適用されます。
(※「法定耐用年数」とは、「原価償却資産として使用可能な期間を法律で定めた年数」のことをいいます。)
蓄電池の時にもお伝えしましたように、この「法定耐用年数」は”定められたもの”で、実際の太陽光発電システムの寿命とは分けて考える必要がございます。
上の耐用年数の話をするときに、太陽光のことを「太陽光発電システム」と記載しました。太陽光と言うと、お家の屋根に載っているパネルをイメージする方が多いと思いますが、太陽光は「太陽光発電システム」として、主に2つの機器から成り立っています。
先ほどの「耐用年数」の扱いとして、国税庁のホームページには太陽光発電システムを下記の様に定義しています。
「太陽光発電システム……太陽電池により蓄電した電力をパワーコンディショナーによって増幅して配電するシステム」
ここにも記載があるように、「太陽光発電システム=太陽電池+パワーコンディショナー」という構成になっています。
太陽電池とありますが、こちらは太陽光パネルと言われたり、モジュールと言われる、屋根の上に設置して、電気を発電する部分の設備のことです。
パワーコンディショナーは、パワー、電気をコンディショナー、整える設備で、太陽光パネルで発電する電気をお家で使える電気に整えてくれます。
これらに加え、接続するための電線や、パネルを屋根に設置するための架台なども含めて太陽光発電システムと呼ばれます。
実は、私が最初に言った「30年以上の寿命」と言うのは、太陽光発電システム全体ではなく、太陽光パネル(モジュール)の寿命でした。
ここについてもう少し詳しくご説明していきます。
太陽光パネルは太陽電池とも言われるように、太陽の光エネルギーを受け、電気エネルギーに変えることができるものです。電気が作られる場所であり、電気を通すことによる負荷がかからないので、半永久的な使用が可能とも言われております。
ただし、形あるモノですので、経年劣化はあり、発電量自体は年々少しづつ減少していきます。少々の性能の劣化はあっても、長期間にわたって使用可能な製品であることには間違いありません。
蓄電池では、実際に10年・20年使われた事例がないということをお伝えいたしましたが、太陽光発電パネルは30年以上稼働している実績があるものが複数ございます。
その1つの実例が、1984年に千葉県佐倉市に設立された佐倉ソーラーエネルギーセンターでの多結晶シリコン太陽電池モジュールです。
1984年の設置から30年以上経った2015年に出力を調べたところ、出力低下率はわずか13%でした。経年による劣化は見られても、30年後でも元気に発電してくれるのが太陽光発電パネルなのです。
「太陽光発電の寿命は10~15年だと聞いたことがある。」そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この10~15年というのは、実は「パワーコンディショナー」の寿命です。
パワーコンディショナーは太陽光パネルで発電した電気をご家庭に供給する設備です。太陽光パネルは電気をつくるところでしたが、パワーコンディショナーは電気を流して整えるところですので、電気が流れるため、負荷がかかります。そのため、10~15年で寿命がきてしまうのです。
このことから、太陽光発電システムの寿命が10~15年だと言われたり、思われる方も多いのですが、そんなことはございません!
太陽光パネルでは発電をできているので、パワーコンディショナーのみを交換することで、その後まだまだ長く使えます。
実際に10年を超えて使用されているご家庭で、急に発電量が減ったことをきっかけにお問い合わせをいただいて、点検を行ったところ、パワーコンディショナーの故障が原因でした。10年以上使われていたので、寿命をむかえたための故障でしたので、新しいパワーコンディショナーに付け替えたところ、以前と変わりなく使用ができています。
また、パワーコンディショナーが故障したタイミングで、「ハイブリッドパワーコンディショナー」タイプの蓄電池の導入を決められるご家庭もございます。
実は、太陽光パネルで発電した電気が100%ご家庭で使える訳ではなく、パワーコンディショナーで整える時に少し減ってしまいます。
新しいパワーコンディショナーは10年前のものより性能が上がっているので、パワーコンディショナーでのロスが少なくなっており、付け替えることで、家庭で使える発電量が上がる可能性もございます。
「ハイブリッドパワーコンディショナー」はパワーコンディショナーでのロスを抑えることができるので、太陽光発電をつけて10年ぐらいで、パワーコンディショナーの取替を向かえるご家庭では、このタイプの蓄電池がオススメです。
太陽光発電パネルは30年以上長~く使えるものですので、きちんとメンテナンスやパワーコンディショナーの付け替えなどを行い、最大限活用していきましょう。
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