豆知識

導入にかかる費用

皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!

「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!

さて、本日は「導入にかかる費用」について皆さんにお伝えできればと思います。

前回の記事では、蓄電池の「機器ごとの価格」について、様々なメーカーの蓄電池の定価をお伝えいたしました。

では、前回お伝えした値段を払えば蓄電池は導入できるのでしょうか?

実はそうではないのです。

蓄電池のトータルのコストは「蓄電池の本体価格+工事費用+メーカーごとの有償の保証」で考える必要がございます。

(会社や、購入する蓄電池の種類・時期によっては、これ以外にも費用がかかる場合がございますので、詳しくはお問い合わせにてご確認下さい。)

前回は「蓄電池の本体価格」にあたる部分をお伝えしましたので、今日は「工事費用」と「メーカーごとの有償の保証」についてお伝えさせていただきます。

工事費用

冷蔵庫や電子レンジといった電化製品は特別な工事は不要で、家電量販店などで買ってそのまま持って帰ったり、もしくはネットで注文をして宅配で届けてもらったりするでしょう。

蓄電池もカタログなどで写真を見ると、ただの箱の様に見えて、工事は必要ないように見えますが、太陽光発電やエコキュートなどと同様に、工事が発生する機器です。

実際に蓄電池を導入しようと思うと、機器の設置・太陽光発電との連携など、運用するための工事が発生して、工事をするので工事費がかかります。

太陽光発電の施工の時には足場ができて、パネルを設置してと、工事の期間も長くなる施工でしたが、蓄電池の場合は太陽光発売ほど大がかりな施工ではありません。

蓄電池の工程に関して、順番にご説明させていただきます。

①設置場所の基礎工事

蓄電池は大容量・大型のものですと100~200kgもの重さがあり、直接地面に置くことはできず、「基礎」と呼ばれるコンクリートの土台が必要です。

エコキュートを設置されているご家庭でしたら、エコキュートにも同様にコンクリートの土台がございますので、同じイメージです。

エコキュートの土台をそのまま使える場合や、屋内に設置する場合、壁掛け設置をする場合にはこの工事は不要になります。

②搬入作業、蓄電池本体の設置

先ほどもお伝えさせていただきました様に、蓄電池はかなりの重さのある製品です。そのため、設置場所に機器を搬入するために、2、3人の工事スタッフが必要であったり、場合によってはクレーンを使った大掛かりな工程となります。

搬入した蓄電池を組み立てた後、①で作った基礎へ固定・設置を行います。屋内設置や屋外でも壁掛けの場合には専用の取付部材で壁材に固定します。

③配線工事

蓄電池本体が設置されましたので、蓄電池本体以外に設置が必要な「蓄電池用パワーコンディショナー」「特定負荷分電盤」「蓄電池モニター」との配線工事を行います。

※メーカーや製品によっては、パワーコンディショナー一体型のものもございます。

「パワーコンディショナー」は太陽光発電で発電する電気や、蓄電池から放電される電気をご家庭で使える電気に変換してくれる設備です。(パワコンと略して呼ばれる場合が多いです。)蓄電池の近くに設置をして、蓄電池と配線した後に、屋内に引き込み住宅分電盤へ接続します。

太陽光発電のパワーコンディショナーと2台設置する場合と、「ハイブリッドパワーコンディショナー」と呼ばれる、太陽光発電・蓄電池のパワーコンディショナーをまとめて1台にしたものを設置する場合があります。

2台の場合はそのままパワーコンディショナーを設置しますが、1台の場合は既存のパワーコンディショナーを外してから設置を行います。

この後は屋内での工事です。

「特定負荷分電盤」「蓄電池モニター」と、先ほど蓄電池と接続した住宅分電盤からの配線を行います。

また、ここで設置した蓄電池モニターの設定なども行っていきます。

④動作確認

全ての工事が終わったら、蓄電池の動作確認(充放電ができているか)をして、設置は完了です。

ここまでの工事内容で、1日~2日で蓄電池の設置工事は完了します。費用としては15~25万円程度のことが多いのですが、ご家庭の配線の状況や、また販売施工店によっても「工事代」は変わってきます。

「工事代」が多く必要だからと、過剰に請求をし、トータルのコストが上がってしまうといった場合もございます。工事費が適切なのかの確認が必要ですし、もしご自身で見ても分からないといった場合は、お近くの販売店に問い合わせて見て下さい。

メーカーごとの有償の保証

多くの蓄電池のメーカー保証は「10年」が無償でついています。このメーカー保証というものは、「保証期間内に製造上の不具合が発見された場合ならびに蓄電容量が規定を下回った場合(※蓄電容量が初期の60%未満になった場合)無料で修理対応します。」(PanasonicのHPより)という製品に対してのメーカーの保証でございます。

もう少し簡単に説明しますと、「10年のメーカー保証」は普通に使用をしていて、壊れてしまったり、性能が著しく低下してしまった場合、10年以内であればメーカーが無償で修理対応をしれくれる、というものです。

では、タイトルにある「有償の保証」はなんなのかというと、いくらかを支払うことで期間を10年から15年へ延長できるといったものがございます。

例えば、Panasonicの「創蓄連携システム5.6kWh(LJB1156×1台)」の場合ですと、「49,500円(税抜)」の金額を支払えば、無償の10年から有償の15年へ延長されます。

蓄電池を15年以上、もっと長く使いたいと思われているご家庭は費用は追加で発生しますが、15年の有償保証にしておけば、なにかあったときに安心ですね。 これらが蓄電池の本体価格以外に必要になってくる価格でした。蓄電池の見積書を見る場合は、トータルの金額だけではなく、その内訳も必ずご確認下さい。そしての蓄電池本体価格だけではなく、工事代や有償保証も含むトータルのコストで考えていくことが重要です。

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