豆知識

蓄電池を廃棄する場合

皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!

「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!

最近のブログでは、「設置・工事・メンテナンス」についてを取り上げています。蓄電池は工事や設置後のメンテナンスも大切ですので、購入を検討されているお客様はぜひ参考にしてみて下さい!

今回はメンテナンスに関して「蓄電池を廃棄する場合」についてを皆さんにお伝えできればと思います。

形あるモノはいつか壊れしまいます。蓄電池を導入したとして、故障して廃棄しなければいけなくなった時はどうすればいいのでしょうか?

今回は使い終わった後、寿命を迎えた後の蓄電池の行方についてお伝えさせていただきます

そもそも蓄電池はいつ廃棄をすることになるのでしょうか?

蓄電池のメーカー保証は10~15年です。その期間内の故障であれば、メーカーが修理・交換対応をしてくれるので、10~15年の間は万が一故障したとしても、修理・交換をして使い続けることができます。

メーカー保証の期間、10~15年が終わったとしても直ぐに使えなくなる訳ではありません。

多くのメーカーでは保証期間内に60%の蓄電容量を保証してくれています。これは例えば、10年が保証期間だったとして、「容量保証」が60%だとします。その場合、10年以内に蓄電容量が60%を下回った場合、普通であればそのようなことは起こらないため、製品の不具合の可能性があるとして、修理対応をしてもらえます。

つまり、10年の使用が終わっても、蓄電容量は60%以上は保たれているということを表しています。

蓄電池の蓄電容量は、蓄電池の使い方によって変わってくるので、ご家庭によっては60%ギリギリのお家もあれば、大切につかって80%だというお家もあります。

ご家庭の蓄電池の使い方によりますが、10~15年使って、保証期間外にはなりますが問題なく使って、いよいよ使えなくなってきた・調子が悪い・(有償で)修理ができないと言われた、そういったことが起こったら寿命ですね。

設置後使い始めた時から経年劣化ははじまっていますが、10~15年を越えて、更に劣化が進み、充電容量が減ってきて使えなくなった時が廃棄のタイミングです。

では、いざ廃棄のタイミングがきたとして、どのように廃棄をすればいいでしょうか?

粗大ゴミとして捨てる?リサイクルショップに売る?分解してゴミにする?

答えは、お客様が蓄電池を購入された販売店に連絡をして、引き取りにきてもらうことになります。

粗大ゴミとして捨てる、などと書きましたが、蓄電池は設置工事によって固定されているので、気軽に取り外すことはできません。また、もしできたとしても安全の観点からお客様ご自身が撤去することはせずに、必ず専門の業者にご連絡下さい。

蓄電池は設置の際にも専門の資格(電気工事士)を持つ人の施工が必要でしたが、廃棄の際にも電線をブチっと切って、粗大ゴミに捨てればいい、というものではありません。

また蓄電池には希少な素材が使われており、燃やしてしまうといったことはなく回収して各素材ごとに分別し、リサイクルを行います。

一般社団法人 電池工業会のホームページには電池のリサイクルについて、下記の記載がございます。

限りある資源を守るために 小型充電式電池のリサイクル活動は、2001年に施行された「資源の有効な利用の促進に関する法律」(以下『資源有効利用促進法』と略称)に基づき、小型充電式電池の回収・再資源化が義務づけられています。小型充電式電池メーカーや同電池の使用機器メーカー、それらの輸入事業者等などが会員となり、同年4月にスタートしました。 2004年4月より、事業のさらなる充実をめざし有限責任中間法人 JBRCを設立し、同年9月には廃棄物処理法・広域認定を申請し、受理されました。2008年12月の中間法人法の廃止により、2009年6月に「一般社団法人JBRC」に名称変更しました。 JBRCに登録された全国のリサイクル協力店、協力自治体、リサイクル協力事業者等の回収拠点から、小型充電式電池を回収し、再資源化を推進しています。   充電式電池には、主な材料としてニッケル〔Ni〕やカドミウム〔Cd〕、コバルト〔Co〕、鉛〔Pb〕など希少な資源が使われています。限りあるこの希少な資源をムダなく使うために、リサイクルによる「資源の再利用」は大きな効果を持っています。再利用の例としては、ニッケルと鉄の合金はステンレスの材料として、また、カドミウムは新しいニカド電池の材料として活用されます。使用済みの充電式電池は、棄てないで希少資源の有効活用のため、ぜひリサイクルにご協力ください。

限りある資源ですので、リサイクル・再利用していくことが大切です。

また、各地のごみの回収の注意書きにも「電池はリサイクルへ」といった記載がございますので、必ず販売店にご連絡下さい。

実は蓄電池(リチウムイオン電池)に使われている「リチウム」はとても燃えやすい素材です。

理科の授業で「炎色反応」といった言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、リチウムは鮮やかな赤色の炎色反応を示し、燃えます。

「金属って燃えるの?」と思われるかもしれませんが、一般に燃えやすい素材と燃えにくい素材のものがあるように、金属にも燃えやすい金属と燃えにくい金属があります。蓄電池には燃えやすいリチウムが使われているので、万が一燃えるゴミとして回収されて燃やそうとしたら大変なことになります。 事故を防ぐためにも皆様のご協力をお願いいたします。

長野県・群馬・山梨で太陽光発電・蓄電池をご検討されているお客様へ
ご相談・お問い合わせ・お見積は『Enebuil(株式会社OLYMPUS.)』までお気軽にお問い合わせください。
【mail】earth-eco@kgep.co.jp
【FreeDial】026-266-0705

<対応可能エリア>
長野市、松本市、上田市、岡谷市、飯田市、諏訪市、須坂市、小諸市、伊那市、駒ヶ根市、中野市、大町市
飯山市、茅野市、塩尻市、佐久市、千曲市、東御市、安曇野市

関連記事

TOP