皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!
「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!
今回のブログから、「設置・工事・メンテナンス」についてを取り上げていきます。蓄電池は工事や設置後のメンテナンスも大切ですので、購入を検討されているお客様はぜひ参考にしてみて下さい!
今回は設置場所に関して「屋内設置と屋外設置がある」についてを皆さんにお伝えできればと思います。
これまでのブログで、設置工事などの際に、蓄電池には屋内設置型のものと、屋外設置型のものがあることについてお伝えさせていただきました。
今回のブログでは、各メーカーによって屋内設置・屋外設置どちらになるのか、また屋内設置・屋外設置のそれぞれのメリット・デメリットについてお伝えできればと思います!
まず、各メーカーの主な製品が屋内設置なのか、屋外設置なのかを見ていきましょう。
メーカー | 型番 | 容量 | 設置場所 |
SHARP | JH-WB1621 | 4.2kWh | 屋外・屋内 兼用 |
Panasonic | LJB1256 | 5.6kWh | 屋内 |
オムロン | KP-BU98-B | 9.8kWh | 屋外 |
田淵電気 | EOF-LB70-TK | 7.04kWh | 屋外 |
ニチコン | ESS-U2M1 | 11.1kWh | 屋外 |
長州産業 | CB-LMP98A | 9.8kWh | 屋内・屋外 兼用 |
DMM | MS3098-DM/A MS3098-DM/B | 9.8kWh | 屋外 |
伊藤忠商事 | LL3098HOS/Y LL3098HOS/X | 9.8kWh | 屋外 |
Huawei | LUNA2000-5-NHS0 | 5kWh | 屋内・屋外 兼用 |
屋内・屋外兼用の製品もありますね。そのような兼用のものであれば設置場所を屋外・屋内と選ぶことができますが、そうではないものは選べませんので注意が必要です。(屋内とカタログやホームページに記載がある商品は屋内設置)
蓄電池本体の大きさや重さによって設置場所は変わってきて、容量の大きなものは製品のサイズも大きくなる傾向にあり、設置スペースが必要になります。そのため、容量の大きい蓄電池ほど屋外設置である可能性が高いです。
「メーカーや製品によって屋内設置・屋外設置があるのは分かったけれど、どっちがオススメなの?」そうおっしゃるお客様が多いので、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えしていければと思います。
その前に、まず、屋外設置ができない場合があるので、そちらについてお伝えしていきます。
①重塩害地域と呼ばれる海から近い地域
②寒冷地域や積雪地域
③標高1500mを超える地域
④高温多湿になりやすい環境や、直接雨がかかる環境
①重塩害地域と呼ばれる海から近い地域
海風による製品の劣化などは蓄電池に限らず起こるものです。蓄電池は精密な機械ですので、海風の影響を受けて事故に繋がる危険性がございます。
そのため、重塩害地域と呼ばれる地域では屋外設置ができない、もしくは、塩害対応の特定の製品を設置します。
②寒冷地域や積雪地域
蓄電池の多くは「-10~40℃」の範囲の温度下で正常に稼働します。そのため、「-10℃」を下回る寒冷地域では屋内設置、もしくは寒冷地域に対応した製品を設置します。
また、積雪地域においては、直接蓄電池に積雪があったり、積雪が蓄電池の排熱に影響したりしてしまっては故障を招く危険があるため、設置場所に注意が必要です。
③標高1500mを超える地域
パワーコンディショナーや蓄電池に使用する電子部品などの特性により、設置できる標高に制限を設けられている場合がございます。この制限は各メーカーによりますので、各メーカーのカタログやホームページをご確認下さい。
④高温多湿になりやすい環境や、直接雨がかかる環境
蓄電池は高温や多湿に弱い製品です。電子機器ですので、水や湿度に弱いのはなんとなくイメージいただけるかと思いますが、化学反応を起こしているため、適温とされる「-10~40℃」以上、以下の温度では性能が落ちてしまったり、劣化が進んでしまったりします。
特に高温は発熱・発火の可能性があるため、特に注意が必要です。
屋内設置 | 屋外設置 | |
メリット | ・屋外設置できない地域でも設置できる ・水没して使えなくなる可能性が低い | ・屋内でスペースを取られてじゃまになることがない、大きなものでも設置できる ・屋内よりも運転音などが気にならないことが多い |
デメリット | ・設置場所によってはじゃまになることがある ・設置場所によっては運転音が気になる | ・設置できない地域、場合がある ・水害の際には水没して使えなくなる可能性がある |
屋内設置・屋外設置どちらにもそれぞれメリット・デメリットがございますので皆様のご自宅ではどちらがいいのかをご検討いただければと思います。
そもそも蓄電池の設置には「消防法」の規定が関わってきます。蓄電池は使い方によっては発火の可能性のある製品ですので、消防法によって設置に関しても定められています。(その他、設置容量などに関しても同様に規定されています。)
こちらについては、各メーカーが設置の注意事項などに消防法を踏まえてまとめているのと、販売店や施工店でも確認を行っているので、安心して任せられる施工会社に依頼するのが一番です!
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