皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!
「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!
最近のブログでは、蓄電池購入のポイントについてを取り上げています。購入を検討されているお客様はぜひ参考にしてみて下さい!
今回は購入のタイミングに関して「流通量・需要」についてを皆さんにお伝えできればと思います。
前回、前々回と蓄電池の購入タイミングについてご説明させていただいております。今回は「流通量・需要」と題しまして、流通量と需要の観点から、オススメな蓄電池の購入タイミングについてお伝えできればと思います。
皆様は「Nintendo Switch」をお持ちでしょうか?そしてコロナ禍の影響により、店頭で見かけなくなったり、フリマアプリで定価の約2倍もの価格で売られていることをご存知でしょうか?
ここには供給と需要のバランスの問題が隠れています。
ゲーム機はどのゲームメーカーでも中国生産の比率が高く、2019年12月頃に中国武漢で広まった新型コロナウイルスは、旧正月休暇を直撃する形になり、多くの企業が活動を停止し、生産・出荷に影響が生じることとなりました。
つまり、供給が減ってしまったのです。
同時に、日本でもコロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言が出され、自宅待機を余儀なくされたことから、余暇の時間が増えたり、自宅の中でも楽しめる娯楽が求められたりと、スイッチを求める人が増加しました。
需要に関しては、コロナの影響により増えたということです。
供給が減って、需要が増えると、供給・需要のバランスは大きく崩れてしまいます。そうして、「Nintendo Switch」は争奪戦や、高値での転売の問題などが起こったのです。
供給が多すぎたり、少なすぎたり、需要が多すぎたり、少なすぎたり、どちらがそれぞれ起こっても、問題が起こってくるので、需要と供給はバランスが取れている状態が理想です。
では、本題に入りまして、蓄電池については、このバランスはどうなっているのでしょうか?
まず、蓄電池の供給に関してを流通量から見ていきたいと思います。
蓄電池の流通量についてはJEMA(一般社団法人 日本電機工業会)が各種統計データの1つとして「定置用リチウムイオン蓄電システム 自主統計 調査概要」というものを2011年から毎年2回調査をしてまとめて報告書として出しています。
そのデータによると、2011年度に1,939台だった年間の出荷台数は、2019年度には115,000台、2020年度には上期だけのデータですが、60,752台と2019年を追い抜くペースで出荷されています。
その出荷台数の伸びは、多くの年度で140%を越え、2018年度から2019年度にかけては対前年比156%という高い伸び率を示しました。
ここから分かることとして、蓄電池の流通量、供給は急速に増えています。
特に、2018年度から2019年度にかけての伸び率が大きかった訳ですが、これは「2019年問題」による影響が考えられます。
「2019年問題」とは、2009年11月に始まった家庭の余剰電力の固定価格買取制度の期間(10年間)が、終わるご家庭(「卒FIT」と呼ばれる)が、全国で約56万件あり、売電単価が48円/kWhから一気に10円/kWh以下になってしまうことで混乱が起きた社会現象です。
2018年度から2019年度にかけての伸び率が大きかったのは、それに伴う対策として、蓄電池の需要が伸びたことが要因として考えられます。
この「卒FIT」と呼ばれるご家庭は、2019年以降も毎年約20万件ずつ出てくることになっており、蓄電池の需要はこれからも伸びていくと考えられています。
「2019年問題」や「卒FIT」は太陽光発電を設置されているご家庭の蓄電池の需要に限った話でしたが、新築のご家庭であればスマートハウスやZEHを目指して太陽光発電・蓄電池を設置されるご家庭の割合が増えており、そこでの需要も増えると考えられます。
そして、「蓄電池」に限った話ではなく、「リチウムイオン電池」としても需要を考えてみましょう。
リチウムイオン電池はご家庭の蓄電池だけではなく、PCやスマートホンのバッテリーとして、また電気自動車(EV)のバッテリーとしても使われている電池です。
おおもとの電池のセルはリチウムイオン電池で同一ですので、蓄電池だけの需要ではなく、PCやスマートホンといったスマートデバイスの需要や、電気自動車(EV)の需要についても合わせて考えなければいけません。
スマートホンは、ここ数年で急速に普及しており、なくてはならない製品であることは皆様ご存知かと思います。
電気自動車に関しても、日本ではまだあまり見ることはありませんが、世界各国では普及が急速に進んでおり、何年後には電気自動車以外のガソリン車を廃止するという宣言を出す国も出てきています。
日本においても、政権交代により、脱炭素化への注目が強まってきています。1月18日に始まった通常国会での施政方針演説で菅首相は、国内販売車の電動化について「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と表明をしました。
これにより、日本でもガソリン車から電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などへの移行が進むと考えられています。
そうしますと、リチウムイオン電池の需要が高まっており、その中でどれだけが蓄電池に回せるかが問題となってきます。
現在は蓄電池の市場が盛り上がっており、蓄電池の供給は問題なく行われておりますが、もし今後もっとEVの普及推進が進んでリチウムイオン電池が蓄電池のために供給される量が減ってしまったら……蓄電池の供給も減ってしまいますので、需要が増える中で蓄電池を巡って争いが起きてしまうかもしれません。
今欲しいと思っても、何か月やもしかしたら年単位で待つことになってしまうかも……。
欲しいと思っても手に入らないことがないように、市場が盛り上がっている今、購入を決断されることをオススメします!
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