豆知識

値下がりしたとき

皆さん、こんにちは。Enebuil(株式会社OLYMPUS.)の長谷川です!

「長野県をエコ県 日本一にする」を目標に、電気自動車充電設備・太陽光発電・蓄電池・電気自動車の施工販売を行っている会社です。あと、新電力会社なんかもやってますので、電気周りは全部お任せいただけます!

最近のブログでは、蓄電池購入のポイントについてを取り上げています。購入を検討されているお客様はぜひ参考にしてみて下さい!

今回は購入のタイミングに関して「値下がりしたとき」についてを皆さんにお伝えできればと思います。

前回のブログから蓄電池の購入タイミングについてご説明させていただいております。今回は「値下がりしたとき」と題しまして、蓄電池を購入されるなら値下がりしたときがオススメなのではないか、そもそも値下がりをするのか、といった部分に関してお伝えできればと思います。

「蓄電池も待ってれば安くなるから、安くなってから買うよ。」そう言われるお客様もいらっしゃいます。

一般的な電化製品は製造技術の技術革新や、販売店の価格競争によって時間を経るほど製品価格が下がってきます。

1950年代後半、戦後の日本経済の急成長と共に豊かさや憧れの象徴として、「白黒テレビ」、「洗濯機」、「冷蔵庫」が『三種の神器』と呼ばれていました。

当時の人々にとってはどれもが高価な家電でしたが、ご家庭の生活水準を上げる夢の製品として、その後、多くの家庭に普及が進み、今ではあって当たり前の製品となりました。

更に、1960年代半ばには、「カラーテレビ(Color television)」、「クーラー(Cooler)」、「自動車(Car)」が新たな『三種の神器』、「3C」として売り出されました。これらは頭文字が全て「C」でしたので、「3C」と呼ばれました。

デジタル家電製品が数多く普及し始めた平成の時代では、「デジタルカメラ」、「DVDレコーダー」、「薄型テレビ」がデジタル家電の『三種の神器』と呼ばれ、1950年代の生活に密接した家電から、娯楽や趣味をより豊かにする家電製品が人気を集めるようになりました。

令和の時代にあっては、『三種の神器』は諸説ありますが、「ロボット掃除機」、「全自動洗濯乾燥機」、「食器洗い機」が「新・三種の神器」と呼ばれることがあるようです。

上では『三種の神器』と呼ばれる家電について記載しましたが、当時高価であったものが、手の届きやすい価格になって、多くのお客様のご家庭にあって当たり前のものになっています。令和の「新・三種の神器」はまだ価格も高価ですので、あるお家、ないお家にわかれるでしょうが、もうしばらく経つとあって当たり前の家電になるのかもしれませんね。

また、太陽光発電を設置されているご家庭も多いかと思いますが、太陽光発電も普及が始まった当初から技術革新や製造の工夫により、価格が大きく下がった商品の一つです。発売当初の製品の価格と、現在のものを比べると半分以下である製品も出てきているとのことです。

皆様はこのように、多くの製品が待てば値下がりをしていることから蓄電池もそうであろうと思われているのでしょう。

蓄電池も約10年前の発売当初と比べると今の製品は安くなっています。しかし、太陽光発電のように、半分の価格で買えるなんていうことはなく、特にここ数年は値下がりの変化があまり見られません。

どうして蓄電池はあまり値下がりしないのでしょうか?

それは、蓄電池の素材が貴重だということが原因の一つとして挙げられます。

以前、蓄電池の素材のブログで、蓄電池に使われている「マンガン」や「コバルト」がレアメタルと呼ばれる希少金属であるとお伝えさせていただきました。

これらの金属は、太陽光発電の素材の「シリコン(ケイ素)」とは違い、どこでも取れるものではなく、採掘される国は限られており、そこからの輸入に頼っています。

また、蓄電池はリチウムイオン電池であり、メインの素材である「リチウム」に関しても、素材自体は希少金属ではなく、理論上は海水からの抽出も可能なのですが、固い岩盤や海水に阻まれて採集が難しいため、現状ではそれ以外で採掘されるものに頼っています。

リチウムを大量に産出できる地域はごくわずかで、世界全体の供給量の半分以上を、南米の「リチウム・トライアングル」と呼ばれる国で担っています。

アルゼンチン、ボリビア、チリの3国を合わせて「リチウム・トライアングル」と呼ばれています。

素材が貴重であれば、それで作った製品の値下げがなかなか難しいのも納得ですね。

また、蓄電池は「リチウムイオン電池」ですが、このリチウムイオン電池は電気自動車(EV)のバッテリーとしても使われており、EVの普及が急速に進むなかで、リチウムイオン電池は蓄電池業界からもEV業界からも、更に言えばPCやスマートフォンといったエレクトロニクス業界からも求められている電池なのです。

そうしますと、もっと高く買ってくれるところが簡単に見つかるので、なかなか値下げをすることもないですね。

最初に「値下がりしたとき」と書かせていただきましたが、原材料の問題から蓄電池はなかなか安くなることはございません。

安くならないだけではなく、原材料の高騰などが起これば、もしかしたら高くなってしまう、なんて可能性もございます。

実際に、あるメーカーの蓄電池では、蓄電池の電池のメイン部分である「セル」が入ってこず、セルメーカーから値上げをされたので蓄電池自体の値段も上げずにいられなかった、といったことが起こっています。 価格上昇の可能性があるのならば、今が一番安いと考えて、今のうちに導入されるのも一つのタイミングかもしれませんね。

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